注文住宅 用語集ま・や行


間口
建物や敷地の正面の幅のこと。

廻り縁
壁と天井が接する部分に取り付ける、棒状の部材のこと。壁と天井の収まりを美しく見せるために取り付けられる。和風建築ではほとんどの場合設けられるが、クロス貼りの洋室などでは取り付けられないこともある。


無垢材
貼り合わせるなどの加工をしていない、素材そのものの木材のこと。自然の独特の雰囲気を醸し出す一方、乾燥による収縮など扱いにくい点もある。建築施工の部材としては、加工された合板や集成材に比べ、コストが割高になる。

棟上げ
→上棟式参照


メーターモジュール
住宅を設計する際の基準単位を1m間隔で設定し たもの。日本の木造住宅に用いられる尺モジュール (1尺= 91 ㎝)に比べ、住空間が約20 %アップする。

免震構造 地震による建物の倒壊を防ぐために、建物と基礎の 間にクッション層を設け揺れを吸収する構造のこと。 クッション材には積層ゴムやダンパーが用いられ、 地震の揺れを7割から8割吸収することができる。


木造軸組工法
→在来工法参照

モジュール
建築設計上、基準となる単位寸法のこと。建築の工業化を合理的にするためのもので、JISにより建 築モジュールとして定められている。日本では古来 より尺モジュール(1尺= 91 ㎝)が用いられてきたが、 近年ではメーターモジュールも広く普及している。


屋根裏部屋
→ロフト参照


ユーティリティ
直訳すると「役立つ」「実用的」という意味で、住宅においては家事を行うスペースのこと。キッチン に接して設けられることが多く、合理的に家事ができるよう洗濯機やアイロン台、食料品貯蔵庫などの ペースが確保されている。

床暖房
床下に温水循環設備や電気発熱体を設置し、床から放射される輻射熱で部屋を暖める暖房のこと。室内の上下で温度差が生じにくく、また燃焼機器を設置しないため空気を汚さない。穏やかな暖かさをもたらすことができ、近年では採用されている住宅が多い。

ユニットバス(同義:システムパス)
床、壁、天井、浴槽を一体化して工場生産し、現場 で組み立てる浴槽のこと。浴槽と洗面が一緒になったものを2点ユニット、それにトイレが加わったものを3点ユニットというが、不動産屋が取り扱う集合住宅などの間取り図では、3点ユニットの場合のみユニットバスと表記されることがある。

ユニバーサルデザイン
文化や言語の違い、障害の有無、年齢や性別の差異 を問わず、すべての人を対象に安全性、快適性が配 慮されたデザインのこと。住宅だけでなく、都市計 画や製品開発など、さまざまな場面で採用されてい る。

輸入住宅
海外の設計思想に基づいて建てられた住宅のこと。 一般的に主要建材は外国から輸入されたものを使 い,建具や造作、家具などにも輸入先国の住文化を 反映させる。規格化された木材パネルで枠組みをつくる2×4工法も輸入住宅の一つ。


容積率
建物の敷地面積に対する延床面積の割合のこと。「容積率=延床面積÷敷地面積×100」。都市計画区 域内では、用途地域によって容積率の上限が定められている。また、敷地に接している道路の幅員によって、容積率の緩和措置がとられる。 用途地域建築基準法によって、建物の種類、用途、容積率, 建ぺい率などについて制限された地域のこと。現在では「第一種低層住居専用地域」、「第二種低層住居 専用地域」、「第一種中高層住居専用地域」、「第二種 【寄せ棟】 中高層住居専用地域」、「第一種住居地域」、「第二種 住居地域」、「準住居地域」、「近隣商業地域」、「商業 地域」、「準工業地域」、「工業地域」、「工業専用地域」 の12種類がある。

浴室換気乾燥機
浴室内の換気や暖房、または浴室を衣類乾燥室として使う目的で、浴室の天井に埋め込んだり壁に取り付けられたりした換気乾燥機のこと。湿度を取り去るため、カビを防ぐこともできる。

寄せ棟
住宅の屋根形状の一つで、棟から四方に広がりのある形式のこと。合理的な屋根形状とし て、日本では切り妻屋根と同様古来より用いられている。